大型犬男子は、今日も私を甘やかす

「わ・ら・わ・れ・た……」

「陸斗も飲む?」

「うん」

ビールと酎ハイを手に取って、テーブルへ戻る。

「どっちがいい?」

「好きな方飲んで」

そう言われて、今度は酎ハイのプルタブを開けた。

シュッという音と一緒に、甘い香りがふわりと広がる。

アルコールが入ったせいか、いつもより少しだけ気分が軽くなっていくのを感じた。

食べて飲んでを繰り返しているうちに、気づけば三本目を欲しがっている自分の胃袋。

「何本でもいい」とは言われたけれど、さすがに遠慮すべきだろうか。