大型犬男子は、今日も私を甘やかす

陸斗が缶のプルタブを開ける音がして、それに合わせるように、私もビールの缶を開ける。

「乾杯!」

小さく缶を合わせて、そのまま一気に口へと流し込む。

冷たい炭酸が喉を通っていって、思わず息が抜けた。

久しぶりに飲むビールは、いつもより美味しく感じる。

仕事終わりに飲む一杯がこんなに幸せだったなんて。

隣にいる人と、何気ない時間を過ごせることが、こんなにも心を満たしてくれるなんて知らなかった。