大型犬男子は、今日も私を甘やかす

陸斗は、自分の分をよそい始めた。

私は「いただきます!」と小さく言って、箸を手に取る。

一口、親子丼を口に運ぶと――

ふわりと出汁の香りが広がった。

じんわりと染みていく温かさに、思わず目を細める。

幸せの味がする。

それだけでも十分なのに、お吸い物とお漬物まで運ばれてきて、思わず気分が上がる。

そのあと、酎ハイと丼を持った陸斗が向かいに座った。