大型犬男子は、今日も私を甘やかす

軽くそう返して、陸斗はキッチンの方を振り返る。

「って、もうできたから食ってて」

「あ、じゃあ、持っていくね」

「熱いから、俺が運ぶ」

陸斗はそう言って、先にキッチンへ向かった。

冷蔵庫からブルーの缶のビールを手に取り、テーブルへ運ぶと、そのまま腰を下ろす。

熱いから運んでくれるなんて、本当に律儀だ。

こういう何気ない優しさが、胸の奥をふわりとくすぐる。

まるで、大事に扱われているみたいで少しだけ、くすぐったい気持ちになる。