大型犬男子は、今日も私を甘やかす

気分のままに、化粧水とローションもいつもよりしっかりと塗った。

ただそれだけのことなのに、「自分を大事にしている」ような気がした。

脱衣所を出ると、炊き立てのご飯の匂いがふわりと漂ってきて、思わずお腹が鳴りそうになる。

「めちゃくちゃ、いい匂い!」

「すぐ作るから、ゆっくりしてて」

「甘えます!!」

思わずそう返してから、ふと気づく。

なんだか、少しだけ甘えたい気分だった。