大型犬男子は、今日も私を甘やかす

自分を労わるみたいに、時間をかけて、丁寧に全身を洗う。

いつもは、時間がもったいなくてカラスの行水だった。

こんなにゆっくりとお風呂に浸かれたのは、いつぶりだろう。

脱衣所に出て鏡を見ると、ほんの少しだけ血色が良くなっている気がした。

それだけなのに、なぜか少し嬉しい。

全身の水気を丁寧に拭き取って、パジャマに着替える。

髪を乾かすのも、いつもより少しだけ丁寧に。