大型犬男子は、今日も私を甘やかす

「お互い様」

短い返事だった。

でも、その一言だけで十分だった。

私のことまで考えてくれているんだ。

正直、私も今日は結構疲れている。

「じゃあ、簡単なもので!」

「むしろ、冷蔵庫にあるもので大丈夫だよ!」

豪華なものじゃなくていい。

一緒に食べられるだけで、十分だった。

冷蔵庫を開けた陸斗が、中を見渡す。

「親子丼とかどう?」

「めちゃくちゃ食べたい!!」

思わず身を乗り出してしまう。