「ねぇ。あの写真のこと家族にバラさない?」 声を出すのも恥ずかしいから目を瞑り二度頷くと── 彼は私の首から離れ私が目を開くと目が合う。 「大学の付き合ってた彼女だったんだ。 俺の研究は禍々しいから付き合ってられない って言われて諦めきれずに新薬を作ろうと した、──それが始まり。 でも終わった。何度か彼女は俺の目の前から姿を消した んだ。別れてくださいって置き手紙を添えて──」