満天の星空の下、君の温かさを見つけた

お母さんが言った言葉は、予想していた中で、最も恐れていたものだった。
今の生活が崩れる。今の生活で私は十分だ。
そんな考えが頭を横切る。

けれどそんな事、知る由もないお母さんは、私が喜んでいると勘違いをしたらしい。

「お金もち、というわけではないのだけれどねぇ、とても素敵なお家なのよ。お兄ちゃんが2人いるわ。一人はそうね...同い年だったかしら。5人家族になるけど、とっても広い一軒家をもってるのよ。人口も少ないから、すぐに馴染めると思うわ...」

見たことのない笑顔から、口調から幸せさと私のことを考えてくれていることが伝わった。
それと同時に、お母さんが変わってしまったことも、分かった。

いい変わり方かもしれない。
いい変わり方があるなら、悪い変わり方がついてくると思う。

けれど、私はお母さんの恋愛にどうこう口出しする気はないので、そのままにしておく。それでお母さんが幸せなら、それでいいから。