満天の星空の下、君の温かさを見つけた

家の玄関のドアノブを握る。
手をひねると、屋上の入口で聞いた音と似ている。

小さな頃から聞いている音に対してどうとも思わなかった。

家に帰ると、珍しく母親がいた。
いつも夜勤で帰っても一人だったのに、珍しくいた。

真剣な顔から、何かあることが読み取れた。
学校の授業をサボったこと___ではなさそうだ。

それならお母さんは、もっと目尻を釣り上げて鬼の形相でこちらをみつめてくる。

それにくらべたら、むしろ嬉しそうだった。