プレゼントは幼なじみ

あたしは、勇ちゃん家の隣にある自分の家へと逃げ込んだ。


玄関を閉めて、鍵もちゃんとしめて、玄関のドアを背にして座り込む。



…やっちゃったな。

このままこの想いを口に出さなかったら、きっと、あたしと勇ちゃんの関係は元に戻っていただろう。




…無邪気で、

…純粋で、

…素直に「好き」って思えてたあの頃に。




そう思えば思うほど、あたしの目からは温かいものが溢れだしてくる。




「……っ、うわぁぁぁっ――――」




この涙は、もう止まらないだろう。




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