ただ、愛されたかった


(あぁ、幸せだなぁ。)

私はお姉ちゃんと話したり遊んでいるとき、ふとそう思った。

あの頃は、家族は大好きだったし好きな人もできていた。

もっとも家族の中ではお姉ちゃんとお父さんが大好きで、よく二人と過ごすときに幸せだと感じる事が多い。もちろん、お母さんも弟も
いるからこそ、幸せだった。

人生で一番幸せだと言っても過言ではなかった。

でも、雪が降ってどこか寂しそうな雰囲気をまとったある日の夜__

「ねぇ、はくちゃん。お父さんと離婚するつもりだから。お願いね。」

「___え、」

突然、お母さんからそんなことを言われた。

私の幸せな人生は、確かにこの瞬間に完全に壊れたんだ。