「今日の放課後、屋上で待ってる」
夜空と朝陽、二人から同時に渡された手紙。
激しい雨が降る学校の屋上で、二人の双子は私を待っていた。
「初香。俺はお前を裏切ってない。ずっと、お前だけを愛してる」
雨に濡れながら、必死に手を伸ばす夜空。
「初香、騙されないで。俺の愛の方が、夜空よりずっと深いよ? 俺を選んで」
狂気を孕んだ、だけどどこか寂しげに微笑む朝陽。
私は二人の瞳をまっすぐに見つめ、激しく高鳴る鼓動を感じながら、一歩を踏み出した。
私の心が、本当に求めているのは――。
私が一歩を踏み出したのは、夜空の前だった。
「朝陽くん。私を救ってくれた笑顔は嬉しかった。でも、嘘の檻の中で愛されても、私は幸せになれない。……私は、夜空が好きなの」
朝陽くんは一瞬、絶望に顔を歪めたけれど、やがて「……やっぱり、夜空には勝てないか」と、悲しく、だけどあの日見た本物の優しい笑顔で微笑んだ。
夜空は私の体を強く抱きしめ、凍えた体を温めるように何度も名前を呼んだ。
「初香……っ、ごめん。守れなくてごめん。もう二度と、お前の手を離さない」
夜空と朝陽、二人から同時に渡された手紙。
激しい雨が降る学校の屋上で、二人の双子は私を待っていた。
「初香。俺はお前を裏切ってない。ずっと、お前だけを愛してる」
雨に濡れながら、必死に手を伸ばす夜空。
「初香、騙されないで。俺の愛の方が、夜空よりずっと深いよ? 俺を選んで」
狂気を孕んだ、だけどどこか寂しげに微笑む朝陽。
私は二人の瞳をまっすぐに見つめ、激しく高鳴る鼓動を感じながら、一歩を踏み出した。
私の心が、本当に求めているのは――。
私が一歩を踏み出したのは、夜空の前だった。
「朝陽くん。私を救ってくれた笑顔は嬉しかった。でも、嘘の檻の中で愛されても、私は幸せになれない。……私は、夜空が好きなの」
朝陽くんは一瞬、絶望に顔を歪めたけれど、やがて「……やっぱり、夜空には勝てないか」と、悲しく、だけどあの日見た本物の優しい笑顔で微笑んだ。
夜空は私の体を強く抱きしめ、凍えた体を温めるように何度も名前を呼んだ。
「初香……っ、ごめん。守れなくてごめん。もう二度と、お前の手を離さない」



