元カレの兄と片思い中の弟。今日からイケメン兄弟と同居なんて聞いてません!

同居生活が始まって数週間。学校でも家でも、二人からの過剰な溺愛に私のライフはゼロ寸前だった。
そんなある日、私は夜空に強引に彼の部屋へと連れ込まれる。
「離して夜空! 私は朝陽くんが――」
「朝陽、朝陽ってうるさいんだよ! あいつはお前の何を知ってるんだ!」
夜空は私をベッドに押し倒し、悲痛な声をあげた。
「あの失恋の日……お前、俺が他の女と手を繋いでるのを見たって言ったよな。……あれは俺じゃない。朝陽だ」
「……え?」
「朝陽はお前に一目惚れしてた。だから、俺たちの関係を壊すために俺のフリをして、お前の前で他の女と泥沼の芝居を打ったんだよ……!」
頭が真っ白になった。じゃあ、あの日私を裏切ったのは、夜空じゃなくて……朝陽くんだったの?