元カレの兄と片思い中の弟。今日からイケメン兄弟と同居なんて聞いてません!

暗闇に沈んでいた私の世界に、文字通り「太陽」のような光をくれたのが、同じ学校の朝陽くんだった。
「初香ちゃん、無理に笑わなくていいよ。俺がぜんぶ、聞いてあげるから」
彼の眩しい笑顔と優しさに救われ、私はいつしか、もう一度恋をしていた。

そんなある日、母親から突然の再婚宣言。そして、今日から相手の連れ子である「同世代の兄弟」と同居することに。
緊張しながら新居のドアを開けた私の目に飛び込んできたのは、大好きな朝陽くんの姿だった。
「……え?うそ、朝陽くん!?」
「あはは!驚いた?今日からよろしくね、初香」
奇跡に心臓が爆発しそうになった次の瞬間、彼の背後から気だるげに現れたもう一つの影に、私の体は凍りついた。
「おい朝陽、うるさ……。――ッ、お前、なんでここにいるわけ?」
低くて、冷ややかで、だけど世界で一番聞き覚えのある声。
私を最悪な形で裏切った、あの元カレ・夜空だった。
「な、んで……」
「あ、紹介するね。こっちが俺の双子の兄貴の、夜空」
嘘でしょ。私の大好きな人と、大嫌いな人は、血の繋がった「双子」だったの――!?