今、なんて?
相手の言葉を瞬時に理解できないのは初めてだ。たった今、ユアン王子から発せられた言葉の意味が理解出来ないでいた。
好き? 誰が誰を? この場合、ユアン王子が……私を!?
私が目を見張ったまま固まっているので、ユアン王子は恥ずかしそうに微笑むと私を抱きしめた。
「ユ、ユアン王子!?」
ギュッと抱きしめられたことで我に返る。腕の中で暴れるが離してはくれなかった。
「エルマに事実を伝えたばかりで不謹慎なのはわかっている。でも、俺は君を堂々と手に入れられることが嬉しくてたまらない」
「ユアン王子……」
「好きだ、エルマ。愛している。俺と結婚して欲しい」
耳元で囁かれる台詞。
信じられなかった。こんな甘い言葉……あり得ない。もしかしたら、私の脳が勝手に作り出したものなのかもしれない。
つまり……。
「……幻聴?」
信じられなくてつい漏れた言葉にユアン王子が小さく吹き出した。
「クククッ、幻聴って……。この状況で言うことか?」
「だ、だって……」
赤い顔のまま動揺する。ユアン王子は両手で私の頬を包みこんで上を向かせた。甘い眼差しで私を見下ろすユアン王子と目が合った。
決して嘘ではない。熱がこもった瞳。私はその眼差しに腰がゾワゾワして砕けそうなほどだった。
「幻聴とは思えないほど何度でも言ってやるよ。俺はエルマを愛している。お前が欲しい。エルマと結婚したい」
「っ……!」
あぁ、どうしよう……!!
やっと頭が追いついてくると一気に赤面した。しかし、ユアン王子はお構いなく私に愛を囁いてくる。
「お前を処刑なんかするわけがないだろう? エルマは俺の大事な人なんだから」
「ユ、ユアン王子……! もう、もう分かりましたからっ……!」
嬉しくて、でも恥ずかしくてユアン王子の言葉にストップをかける。無理だ、これ以上は腰がフニャフニャになってしまう。
真っ赤な顔でパニックになっている私をユアン王子はどこか悪戯っ子のような瞳で覗き込んできた。
「本当に? 本当に分かった?」
「わ、分かりましたから……、その、それ以上は……」
ゆっくりと距離を詰めてくるので、私は自然と後ろへ下がる。しかしユアン王子はニヤニヤしながら更に私を壁に追い詰めてきた。
近いっ!
突然の過去の話、それ以上に王子からの告白に頭がさらに混乱して整理もままならないのに、ユアン王子がどんどんと距離を詰めて密着してくる。
さっき抱き締められた感触がまだ体に残っているから、ドキドキして息が苦しいのに……!
「ユアン王子、あの……!」
少し距離をとって心を落ち着かせたい。
そう思って顔を上げた瞬間。
相手の言葉を瞬時に理解できないのは初めてだ。たった今、ユアン王子から発せられた言葉の意味が理解出来ないでいた。
好き? 誰が誰を? この場合、ユアン王子が……私を!?
私が目を見張ったまま固まっているので、ユアン王子は恥ずかしそうに微笑むと私を抱きしめた。
「ユ、ユアン王子!?」
ギュッと抱きしめられたことで我に返る。腕の中で暴れるが離してはくれなかった。
「エルマに事実を伝えたばかりで不謹慎なのはわかっている。でも、俺は君を堂々と手に入れられることが嬉しくてたまらない」
「ユアン王子……」
「好きだ、エルマ。愛している。俺と結婚して欲しい」
耳元で囁かれる台詞。
信じられなかった。こんな甘い言葉……あり得ない。もしかしたら、私の脳が勝手に作り出したものなのかもしれない。
つまり……。
「……幻聴?」
信じられなくてつい漏れた言葉にユアン王子が小さく吹き出した。
「クククッ、幻聴って……。この状況で言うことか?」
「だ、だって……」
赤い顔のまま動揺する。ユアン王子は両手で私の頬を包みこんで上を向かせた。甘い眼差しで私を見下ろすユアン王子と目が合った。
決して嘘ではない。熱がこもった瞳。私はその眼差しに腰がゾワゾワして砕けそうなほどだった。
「幻聴とは思えないほど何度でも言ってやるよ。俺はエルマを愛している。お前が欲しい。エルマと結婚したい」
「っ……!」
あぁ、どうしよう……!!
やっと頭が追いついてくると一気に赤面した。しかし、ユアン王子はお構いなく私に愛を囁いてくる。
「お前を処刑なんかするわけがないだろう? エルマは俺の大事な人なんだから」
「ユ、ユアン王子……! もう、もう分かりましたからっ……!」
嬉しくて、でも恥ずかしくてユアン王子の言葉にストップをかける。無理だ、これ以上は腰がフニャフニャになってしまう。
真っ赤な顔でパニックになっている私をユアン王子はどこか悪戯っ子のような瞳で覗き込んできた。
「本当に? 本当に分かった?」
「わ、分かりましたから……、その、それ以上は……」
ゆっくりと距離を詰めてくるので、私は自然と後ろへ下がる。しかしユアン王子はニヤニヤしながら更に私を壁に追い詰めてきた。
近いっ!
突然の過去の話、それ以上に王子からの告白に頭がさらに混乱して整理もままならないのに、ユアン王子がどんどんと距離を詰めて密着してくる。
さっき抱き締められた感触がまだ体に残っているから、ドキドキして息が苦しいのに……!
「ユアン王子、あの……!」
少し距離をとって心を落ち着かせたい。
そう思って顔を上げた瞬間。



