僕ら×回目の卒業式を〜RE→volution〜

(火宮レサトside)
ジリリリリリリ!
「あっ!」
このチャイムって…まさか…
「これ…コインを取る時間じゃねーか!?」
「みんな、コインはある?」
「あるよーマイアちゃん」
慌てて自分のコインを確認する。
昨日一つへって、1枚。
今日のガチャガチャとクレーンで、3枚。
バッティングセンターで、5枚。
結構あるから大丈夫そう…
ん?
にしてはメダルが1枚多い気がする。
「みなさーん!注目ー!」
レア?
いつもの姿とは想像できないほど能天気な声でレアが話す。
「コインって知ってる〜?」
「しってる」
「そっか〜!一枚も持ってないとゲームオーバーだねぇ〜!」
レアはニコニコだ。
「でもとりあえず、君たちはゲームオーバーにはならないようだね〜」
君たちって…
あれ?
レアのコインは?
「レア…コインは?」

「がーん!まさかのなくなってしまいました〜!」

「…は?」
「いやあ、コイン、ちゃんと増えててよかったねえ」
じゃあさっきの増えたコインって…
「レアのものなの?」
「大当たり〜」
「なんでだよ!!!」

「お前…みんなでいっぱいコイン集めたじゃないか!それなのにっ…!」
「俺ってさ、みんなにずっとメイワクかけてきたよね〜」
「え」
「最後くらいみんなの役に立てたら、俺とーっても幸せなのかなぁ〜って!」
「はぁ!?」

後ろから「あいつ」がきている。
「にっ…逃げてよ!!」
「レサト」

「ごめんね。ありがとう」

バリン…

レアのリストジュエルが飛び散った。
「っ…っ…」
レア…
「こんなにもっ…追い詰めてなんてっ…」
あの行動が狂気だったのか救いだったのか。
それは誰にもわからない。
でも彼の顔は、ひどいほどに笑顔だった。
「ごめんねっ…」

「うわああああああああああああああん」



コイン残数
マイア:5枚
ミラク:5枚
カーリ:5枚
ユミル:5枚
レサト:5枚