僕ら×回目の卒業式を〜RE→volution〜

「入って」
ここは…家?
そういえばレサトくんとここを探索した時、家みたいなのがいくつかあった。
「あの、家があるってことは、ここに住んでいるんですか?」
「そのリストジュエルをつけていれば、誰彼関係なくここ、『ドリームシティ』の住人だ」
「ドリームシティ?」
シンプルな名前。
部屋のあちこちには、カメラや書類が散らばっている。
『ドリームシティの構造』
『住人はどこへいくのか?』
「…」
「…それでは、ここなら話していいよ」
「それじゃあまず…あなたは誰ですか?」
「うーん…くどくど説明するよりも…」
クローゼットに手をかけ、何かを探す。
「こうしたほうが早いかな?」
「あっ…!」

それは…新聞社の腕章だ。
それも数年前に私たちが住んでいる向川(むこうがわ)町にできた、モテギ新聞社の。
「僕は天道(あまみち)レオン」
レオンさん…
「あの…新聞記者さんなんですか?」
「ざっくりいえばそうだね」
「じゃあ、記者さんがなんでここにきたんですか?取材ですか?」
「取材なんかじゃない。本当にたまたまここにきた」
たまたま?
「ーーー最初から全部話すね」