ダークメルヘン。

親指姫が羨ましかった。だって小さくなれば、プリンは食べきれないほど大きくなって、綿菓子のベッドで眠れるのだ。 どうにかして小さくなれる方法はないかと考えていた私は、テレビでやっていた工場特集を見て思い付いた。次の日早速パパの工場についていき、目的のものを見つける。「パパ、見てて!」あれに入れば、きっとぎゅっと小さくなれるはずだ。握っていたパパの手を離し、お餅つきみたいな機械に向かって駆け出した。