人魚の肉を食べると、不老不死になれるらしい。そんな言い伝えを聞いた僕は、余命幾ばくもない愛する恋人に食べさせるため、漁師の仕事の合間に必死に海を探した。そして遂に、人魚を生きたまま捕らえることに成功した。「帰ったよ、愛しの君。さあ、これをお食べ。きっと生き長らえるはずだ。僕と共に、永遠を過ごそう」家の大きな水槽でぐったりとする、下半身の肉を食われた彼女に、僕は捌いたばかりの新鮮な仲間の肉を与えた。