窓の外には冬景色が広がっているというのに、師走に入った社内は、熱気と焦燥が渦巻いていた。納期と追加受注の嵐が押し寄せ、さらに欠品や遅延の電話対応などにも追われて、息つく暇もない。
けれども、結衣の気持ちが落ち着かない理由は、別にあった。早急に解決しなければいけない最重要案件を抱えている。普段はわりと頻繁に集まっているというのに、こんな時に限ってなかなかのんべえ会の招集が掛からず、やきもきしていた。とは言え、優先順位はやはり仕事で、外回りや来客対応がある営業は時間が読みにくいこともあって、基本は社内業務が中心の営業事務である結衣が彼らの予定に合わせて集まることになっている。
あの夜、新田の背中を見送った時に感じたやるせない気持ちが、胸の奥に沈殿していた。社内で新田がその話題に触れることはなく、態度も以前と変わらないが、それが余計に結衣の気持ちをもやもやさせる原因となっていた。
誤解させてしまった自分が悪くて、謝れば解決するのかと考えてみても、どうもしっくりこない。とりあえず話をしなければ前に進まないのはわかっているけれど、会社で新田とふたりきりで話すのは難しい。かといって待ち伏せするにも、退社時間が読めなければ難しいだろう。表情が見えない電話で話すのも何か違うような気がする。そうして、のんべえ会の帰りが自然とふたりきりになれるチャンスだという結論に達した。
それなのに、待てど暮らせど収集は掛からない。こんな気持ちを来年まで持ち越したくはない。早急に解決したいところだ。
けれども、結衣の気持ちが落ち着かない理由は、別にあった。早急に解決しなければいけない最重要案件を抱えている。普段はわりと頻繁に集まっているというのに、こんな時に限ってなかなかのんべえ会の招集が掛からず、やきもきしていた。とは言え、優先順位はやはり仕事で、外回りや来客対応がある営業は時間が読みにくいこともあって、基本は社内業務が中心の営業事務である結衣が彼らの予定に合わせて集まることになっている。
あの夜、新田の背中を見送った時に感じたやるせない気持ちが、胸の奥に沈殿していた。社内で新田がその話題に触れることはなく、態度も以前と変わらないが、それが余計に結衣の気持ちをもやもやさせる原因となっていた。
誤解させてしまった自分が悪くて、謝れば解決するのかと考えてみても、どうもしっくりこない。とりあえず話をしなければ前に進まないのはわかっているけれど、会社で新田とふたりきりで話すのは難しい。かといって待ち伏せするにも、退社時間が読めなければ難しいだろう。表情が見えない電話で話すのも何か違うような気がする。そうして、のんべえ会の帰りが自然とふたりきりになれるチャンスだという結論に達した。
それなのに、待てど暮らせど収集は掛からない。こんな気持ちを来年まで持ち越したくはない。早急に解決したいところだ。



