致死率100%の菌

致死率100パーセントの菌を仕込んだのに、死んだと思っていた家族が生きている。
朝になっても永遠に起床しない家族のはずだった。
部屋に入ると家族の顔が知らない顔だった。
私は誰に菌を仕込んでしまったのだろう。
この世界は私の知っている世界ではない。
鏡に映った自分が別人になっていた。
鏡に映った自分の指が虫だった。
家族が自分を忘れてる。
外に出ると、見渡す限り皆同じ顔になっていた。