明日にならない

今日から全く日時が進まない。
思い返せば、戻りしかない電車に乗ってしまってからだ。
死んだ恋人からの着信がきっかけだった。
彼に会いたくなってお墓参りに行った。
その時後ろに気配を感じた。
私は彼を愛しすぎて缶詰にした。
来客が来た時、冷凍庫が少し空いていたときがあった。
冷凍庫に心臓をしまっているから、少しハラハラした。
「地獄の底で待ってます」
進まない毎日の中、彼の声が聞こえた。