世界が無になる5分前

未来の私と名乗る人に騙された。
殺してくる相手はAだと聞いていた。
死人の顔が私の顔だった。
釘と藁人形は無駄だった。
Aはどうやっても死なない。
ベランダに私の死骸。
死人の顔が自分の顔。
世界が無になる5分前、結局何もできなかった。
5分間にできることなんてなかった。
その後も生きていると思い込んでいた。
もう、この世界の人間ではないのに。
葬式の主役が私だなんて。
一番怖いのは身近な人だ。