振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。

夜。

ベッドに寝転ぶ。

天井を見ながら思う。

(2年ぶり)

長かったような、短かったような時間。

でも一つだけ分かる。

あの日から今日まで。

嫌いになることも出来ず、完全に忘れたことは一度もなかった。

「……澪ちゃん」

声に出してしまう。

もう一度だけ。

ちゃんと会いたい。

ちゃんと話したい。

今度こそ——

逃げさない。