「今日は連絡事項がある。」
教室が静かになる。
「来月、本校も参加する合同文化祭が開催されます。」
その一言で教室中がざわついた。
「なに合同って!?」
「今年もあるんだ!」
「他校の人と一緒なの!?」
「なんか楽しみー!」
先生は苦笑しながら続ける。
「今年は例年より規模が大きくなる。」
「模擬店だけじゃなく、学校同士の交流イベントも予定されている。」
「なお、参加校は——」
先生がプリントを見ながら読み上げる。
「東高校。」
「南高校。」
「北高校。」
そして最後に。
「西高校。」
その名前を聞いた瞬間。
私は息を止めた。
西高校。
確か篠宮先輩が通う学校。

