振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


「恋愛とか結構分かるタイプなんだ。」

「……。」

「澪にだけ特別って感じだった。」

胸が苦しくなる。

そんなはずない。

だって私は。

自分から別れを告げたんだから。

「……き、気のせいだよ。」

精一杯笑って誤魔化す。

「そうかなぁ。」

咲はまだ納得していない様子だった。

その時。

ガラガラッ。

教室のドアが開く。

「席につけー。」

担任の先生が入ってきた。

「ホームルーム始めるぞ。」

みんなが席へ着く。

先生は教卓に一枚のプリントを置いた。