振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


(す、すごい……。)

やっぱり光くんは人気者なんだ。

分かっていたことなのに。

胸の奥が、もやっとする。

(……やっぱり私は嫉妬深いんだ。)

私は少しだけ俯いた。

その時だった。

「ごめん。」

光くんの低い声が聞こえた。

女の子たちは少し驚いた顔をする。

「俺、彼女いるから。」

その一言で、周りが静かになる。