「わあ……。」 駅前広場に足を踏み入れた瞬間、思わず声が漏れた。 大きなクリスマスツリー。 色とりどりのイルミネーション。 白や金色の光が街中を優しく包み込み、まるで絵本の世界みたいだった。 「わぁ、綺麗……。」 私が見上げると、隣で光くんが優しく微笑む。 「うん。でもさ。」 「ん?」 「俺は澪ちゃん見てる方が好き。」 「……っ。」 突然そんなことを言われて、顔が一気に熱くなる。