振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


でも――

昼休みに事件が起こる。


先生が教室へ入ってくると

「篠宮、今日放課後、急だけど委員会あるから。」

「……え。」

一瞬、頭が真っ白になる。

(今日……?)

待ち合わせは五時。

……ま、間に合う?
頑張れば間に合うかもしれない。

でも、遅れる可能性しかない。


「……分かりました。」

しょうが無いけど、断れないよな。

仕方なく頷いた俺は、すぐにスマホを取り出した。

『澪ちゃん、ごめん!』

少しでも早く伝えたくて、メッセージを打ち始めた。