振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


「あんな光、俺初めて見た。」

高見先輩は真っすぐ私を見た。

「だからさ、もう二度とあいつを悲しませるな。」

その一言には、親友だからこその願いが込められていた。

私はまっすぐ頷く。

「……はい。もう二度と、そんな思いはさせません。」

高見先輩は「よし」と小さく呟くと、
鞄から数枚のプリントを取り出した。

「これ、学校のプリント。本当なら俺が届ける予定だったんだけど。」

頭をかきながら苦笑する。

「俺このあとバイトなんだ。だから今日はどうしても行けねぇ。」

そう言って、私にプリントを差し出した。