振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


「余計なお世話だったけどさ。」

「……はい?」

「俺、あいつに色んな女紹介したんだよ。可愛い子、美人な子、スタイルいい子。でも光るの奴全部フルシカト。」

「……」

「一切興味ないのあいつ。」

思わず目を伏せる。

全部、自分が傷つけた結果なんだ。

沈黙が流れる。

しばらくして、高見先輩は少しだけ表情を和らげた。

「光の目には、ずっとあんたしか映ってなかったみたい。」

「……っ。」

「あんたと再会してからの光、毎日うるせぇくらい機嫌いいんだよ。」

思わず顔を上げる。

「スマホ見て笑ってたり、急に鼻歌歌ったり。」

「この前なんか授業中ニヤけて先生に注意されてた。」

その光景が簡単に想像できて、思わず笑ってしまう。