振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


「澪ー。」

お母さんが部屋を覗く。

「今日は朝から忙しいね。」

「えっ?」

「さっきから何回着替えてるの?」

「……。」

見られてた。

「もしかして。」

お母さんが優しく笑う。

「好きな子とお出かけ?」

「ち、違っ!」

思わず大きな声が出る。

顔が一気に熱くなった。

「ふふっ。」

「その反応は図星ね。」

「もう、お母さん……。」

恥ずかしくて顔を隠す。

「どっちがいいと思う?」

気づけば相談していた。

白いワンピースと、水色のブラウス。