振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


返信しよう。

そう思うのに。

指が動かない。

なんて返せばいいんだろう。

短すぎても変かな。

長すぎても重いかな。

画面を開いては閉じて。

文字を打っては消して。

十分近く悩んでしまう。

「……よし。」

深呼吸を一つして。

私はゆっくり文字を打ち始めた。

『こちらこそありがとうございました!』

『無事帰れましたっ』