振ったはずの元カレが、今でも私を離してくれません。


画面を見る。

そこには。

篠宮光

その名前が表示されていた。

「……。」

息を呑む。

指先が震える。

震える手で通知を開いた。

『文化祭の日はありがとう』

『2人きりで話せて嬉しかった!』

『あの日ちゃんと帰れた?』

たった三通。

それだけなのに。

涙が出そうになるくらい嬉しかった。

(来てくれた……。)

忘れてなかった。

私のこと。

ちゃんと覚えていてくれた。