語部与太郎の創作怖い話【完】

男性が幼い頃、12月31日の除夜の鐘が108回ではなく、109回鳴った年がありました。
気になった男性はお寺へ向かいます。
鐘の内側を覗いてみると、何かが見えました。
目を凝らすと、それは血です。
まるで大きなものを勢いよくぶつけたような、そんな付き方でした。
男性は怖くなり、急いでその場を立ち去りました。
それ以来、109回目の除夜の鐘は、鳴らなかったそうです。