語部与太郎の創作怖い話【完】

雨の日、引っ越してきた女性のもとに、子供が訪ねてきました。
「赤い屋根の家はどこですか」と聞かれ、わからないと答えると、子供は雨の中を歩いていきました。
心配で後をつけると、子供は大きな川の中へ消えていったのです。
老婆が教えてくれました。
40年前の洪水で赤い屋根の家が流され、家族が行方不明になったと。
以来、赤い屋根の家を探す子供が現れるのだそうです。
あの子供は、今も訪ねてきます。