語部与太郎の創作怖い話【完】

古民家に引っ越してきた女性は、住人が少ないのに生活音だけが響くことに気づきました。
ある日、近くの家のドアが開き、誰もいないのに「いってらっしゃい」の声が聞こえたのです。
老人が教えてくれました。
これは『オライ』という怪奇現象。
亡くなった人が生前の家で生活し続けているのです。
家を壊せば祟られ衰弱死するため、新しい家は建ちません。
女性はふと不安になりました。自分が住んでいる古民家も……。