語部与太郎の創作怖い話【完】

女の子は放課後、友人から「サラサライ歌」という呪われた歌を歌うところを撮ってほしいと頼まれました。
友人は歌い終わった瞬間、姿が消えてしまったのです。
困惑する中、何かを察した年配の教師は悲しげに言いました。
あの歌は、意識を残したまま形だけが消え、誰にも認識されない幽霊になってしまう歌なのだと。
教師の両親もそうして消えたそうです。
友人は今も透明なまま、この世を彷徨っているのかもしれません。