語部与太郎の創作怖い話【完】

男性の幼い頃、ある友人は不思議なことをしていました。
立ち止まって何かを聞いているのです。
聞けば、毎日16時にサイレンの音が聞こえるというのです。
しかし、男性には何も聞こえません。
そう伝えると、友人は深刻な顔で帰っていきました。
翌日、友人の訃報が届きます。
耳を掻きむしり、地面に頭を埋めて亡くなっていたそうです。
残された手紙には、こう書かれていました。
「サイレンの音が近づいてくる」