語部与太郎の創作怖い話【完】

男性と友人は、ある噂話を検証しに来ました。
その廃墟にある鏡には、自分以外の人が映るというのです。
まずは、男性が鏡の前に立って見ました。
しかし、自分以外は映っていません。
次に友人が立ってみます。
すると、驚きながら言いました。
「知らない人が映っている」と。
男性が覗いてみると、そこには――誰も映っていません。
「何が見える?」と言う友人の言葉に、男性は何も言えませんでした。