キャパ一万人クラスのハコで歌えることになった。これは、あたしたちがまだ地下アイドルだった頃からの夢であり、また目標でもあった。結成三年、悲願の公演が間もなく始まろうとしている。もちろん失敗は許されない。リーダーを中心に円陣を組み、心をひとつにしたあたしたちメンバーは、そして大舞台へと走り出す。地鳴りのような歓声がホール全体を包み込む。きらめく霊界のステージに今、ダンスビートが流れた。