空:『明日さ、朝いつもの通学路で待ってる。久しぶりに、二人で学校行こ。真白と雷には、俺から明日の朝は別々で行くって言っとくから』
結菜:『うん。明日、楽しみにしてるね』
スマホをシーツの上に置き、私は大きく深呼吸をした。窓の外はもう完全に夜の帳が下りていて、遠くで街灯がぽつぽつと明かりを灯している。
だけど、私の胸の奥には、小学校2年生のあの日に見た青空のような、どこまでも爽やかな光が広がっていた。
◇◇◇
翌朝、よく晴れた五月の青空の下。
いつもの通学路の曲がり角に、少しぶかぶかな学ランを着た空が立っていた。
私を見つけると、少し耳を赤くしながら、でも小学校の頃みたいに優しく笑って手を振ってくれる。
「結菜、おはよ。……セーラー服、似合ってる」
「……ありがと。空も、学ランかっこいいよ」
お互いにちょっと照れくさくて、数歩離れて並んで歩き出す。
学校の敷地内に入ったら、また少し距離を置くことになるかもしれないけれど、もう寂しくはなかった。
カバンの奥で震えるスマホの中には、私たちの特別な絆がしっかり刻まれているから。
結菜:『うん。明日、楽しみにしてるね』
スマホをシーツの上に置き、私は大きく深呼吸をした。窓の外はもう完全に夜の帳が下りていて、遠くで街灯がぽつぽつと明かりを灯している。
だけど、私の胸の奥には、小学校2年生のあの日に見た青空のような、どこまでも爽やかな光が広がっていた。
◇◇◇
翌朝、よく晴れた五月の青空の下。
いつもの通学路の曲がり角に、少しぶかぶかな学ランを着た空が立っていた。
私を見つけると、少し耳を赤くしながら、でも小学校の頃みたいに優しく笑って手を振ってくれる。
「結菜、おはよ。……セーラー服、似合ってる」
「……ありがと。空も、学ランかっこいいよ」
お互いにちょっと照れくさくて、数歩離れて並んで歩き出す。
学校の敷地内に入ったら、また少し距離を置くことになるかもしれないけれど、もう寂しくはなかった。
カバンの奥で震えるスマホの中には、私たちの特別な絆がしっかり刻まれているから。

