君と私の、6年目の答え合わせ

空:『……ずるい。それ、俺から言おうと思ってたのに』「え……?」
涙で滲む視界の先、そこに並んだ文字がうまく脳内に震えて入ってこない。
呆然とする私を置いていくように、すぐさま次のメッセージが画面に滑り込んできた。
空:『宿題のプリントなんて、最初から無くしてない。結菜とLINEするきっかけが欲しかっただけ。中学生になって、学校で全然話せなくなって、ずっとモヤモヤしてた』
空:『もし結菜が俺のこと好きって言ってくれたなら、俺の答えは一つしかないよ』
空:『俺もずっと、結菜のことが好き。幼馴染じゃなくて、俺の彼女になってください』
ベッドの上に座り込んだまま、私は声もなく泣きじゃくった。今度は、嬉しさと安心感で胸がいっぱいになって、涙が止まらなくなってしまったのだ。
学校で冷たく見えた空も、実は私と同じように、中学生になって変わっていく私たちの距離に戸惑い、寂しがってくれていた。震える指先で、液晶画面を叩く。
結菜:『うん……っ、喜んで。私も、ずっと空の彼女になりたかった』
送った瞬間、またすぐに『既読』がついた。
そして、今度は可愛い、男の子のキャラクターが照れくさそうに頭を掻いているスタンプが送られてくる。