君と私の、6年目の答え合わせ

「結菜、大丈夫? ほら、手つなぎなよ」それが、すべての始まりだった。
小学校2年生の、桜の花びらが風に舞い散る春の日のこと。通学路の途中で派手に転んで泣きべそをかいていた私の前に、差し出された温かい手。
顔を上げると、そこには春の青空みたいにキラキラとした笑顔を浮かべた空がいた。
「もう、空はかっこつけすぎ! 結菜、私のハンカチ使いなよ!」
「ほら結菜、立てるか? 空、お前が荷物持ってやれよな」空のすぐ後ろから、心配そうに駆け寄ってくれた真白と雷。あの日から、私の世界にはいつも、この3人がいた。
毎日、片道20分の通学路を、当たり前のように4人で並んで歩いた。真っ赤なランドセルを背負った私と真白。
傷だらけの黒いランドセルを背負った空と雷。
真白はいつも明るくて、私のいちばんの親友。
雷はぶっきらぼうだけど優しくて、空の相棒。
4人で一つの大きな傘を分け合って学校に行ったり、公園で泥だらけになるまで遊んだり。