久我くんの過保護が止まらない!

「今、なんか言った?」

きょとん、と首を傾げる。

その表情を見た瞬間、湊は肩の力が抜けた。

……やっぱり、聞こえてへんか。

それが少しだけ寂しくて、

でも、どこか安心している自分もいた。

今の関係は壊れていない。

まだ、陽菜の隣にいられる。

湊はふっと笑うと、何でもないような顔で夜空を指さした。

「いや。」

「?」

「花火、綺麗やなぁと思って。」

陽菜はぱっと夜空を見上げる。

「ねー!」

満開の笑顔だった。

「今日来てよかった!」

「……せやな。」