久我くんの過保護が止まらない!

湊は思わず笑ってしまう。

「何笑ってるの!」

「いや。」

「ちゃんと花火見なよ、せっかく来たんだから。」

少しだけ拗ねたように言う陽菜。

「だから見て―――」

「じゃあ今何色だった?」

「……」

しまった。

「ほら!」

「……金色?」

「違うよ、青!」

「そうやったっけ?」

「もう!」

陽菜は呆れたようにため息をつくと、小さく笑った。

「ほんと湊って変。」

「そう?」

「うん。」

くすくす笑いながら、もう一度夜空を見上げる。