久我くんの過保護が止まらない!

また一発、

夜空に金色の花が咲く。

周囲からわぁっと歓声が上がった。

けれど湊には、その光景よりも隣で笑う陽菜しか映っていない。

「……ねぇ。」

「ん?」

ようやく違和感に気付いた陽菜が、不思議そうに首を傾げる。

「さっきから全然花火見てないじゃん。」

「見てる見てる。」

適当な返事だった。

「絶対見てない。」

「見とるって。」

「嘘つき〜!」

むぅ、と頬を膨らませる。

「ほら!今のなんてすっごく綺麗だったのに!」

「おー、綺麗やった綺麗やった。」

「ぜぇぇっったい見てなかったじゃん!」

「見てたって」

ぷくっと頬を膨らませて抗議する姿まで可愛い。