久我くんの過保護が止まらない!

「わぁ……っ!」

陽菜の声が弾んだ。

その瞳は、花火の光を映してきらきらと輝いている。

「すごい……!」

子どものように目を輝かせながら、夜空を見上げる。

「あっ、今の見た!?ハートみたい!」

「そうやな。」

「次次!」

打ち上がるたびに、陽菜の表情がころころ変わる。

驚いて、笑って、嬉しそうに目を細める。

その横顔を見ているだけで、湊は自然と口元が緩んでいた。

(花火なんかより、ずっと綺麗やな)

夜空いっぱいに咲く大輪の花よりも。

提灯の灯りに照らされながら笑う陽菜の方が、何倍も眩しく見える。

「湊!」

「ん?」

「今のすごかったよね!」

「あー........そうやな。」

返事をしながらも、視線は相変わらず陽菜のままだ。