久我くんの過保護が止まらない!

「お~~!やった!!」

陽菜が自分のことのように喜んだ。

「ほら。」

湊は取れたチョコレートを陽菜へ差し出す。

「え、いいの?」

「チョコとか甘いモン、俺食わんし。」

「ありがとう!」

嬉しそうに受け取る笑顔を見ていると、三百円分くらい安いものだった。

続いて挑戦した輪投げでは――。

「ほいっ!」

陽菜が勢いよく輪を投げる。

ぽーん......ころん。

全然違う方向へ転がった。

「あっ。」

「っ、ふ。随分豪快やなぁ」

「まっ、まだ何本かあるもん!」